『昔、川をはさんで東西に、歌の上手な2人の若者がいた。ある日、恋人を争った歌比べで、この2人は一昼夜唄い続けた。そして最後には、2人とも唄い果て、命を落としてしまった。』それを哀れに思った村人が、2人の霊を慰めようと建てたのが”歌塚”である。毎年、8月4日に開催。
【歌塚伝説】
昔、飛騨川をはさんで、西の里には「田之助」、東の里には「美之助」という歌の上手な若者がいました。
里人たちは、いつからか、この二人を西の歌之助、東の歌之助と呼び分けて、歌声をたたえていました。
ところで、この里の名主には美しい娘の「おたみ」がいました。
「おたみ」の婿を決めようとこの二人が候補に上がり、「歌くらべに勝った者がおたみの婿」と取り決めがされ、二人の歌合戦が始まりました。
二人の美しい歌声は、時がたつにつれ哀調を帯び、ついに悲壮となり二日目の朝にはバッタリと歌声が止まり歌い果ててしまいました。
里人は二人をあわれみ塚を建てて霊を慰めました。これが今に残る「歌塚」です。
「おたみ」は自分の名前が二人の名前を合わせた「たみ」であるのも因縁として、髪を下ろして、尼僧となりました。
その後も、声のよくなることを祈願して、この歌塚を訪れる人は絶えませんでした。
現在も、この歌塚とおたみの碑は地域の方々と共に観光協会などで毎年供養祭を執り行っています。
場所 | 雨情公園 |
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見頃/開催時期 | 8月4日 |
営業時間 | |
利用料金 | 無料 |
駐車場 | 市営駐車場 70台 1時間無料 1時間を超えて7〜19時/30分100円 19〜7時/60分100円 |
問い合わせ先 |
・(一社)下呂温泉観光協会 TEL 0576-24-1000 FAX 0576-23-0071 ホームページ |
主要道路から | ◆中央自動車道/中津川ICから国道257、41号を経由して約52km ◆東海環状自動車道/富加関ICから県道58号を経由して約35km。井尻交差点を左折し国道41号を経由して約28km |
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公共交通機関 | ◆JR/名古屋駅より高山本線で下呂駅(約1時間30分)下車、大阪駅より高山本線で下呂駅(約3時間30分)下車 |
下呂駅から | ◆徒歩/約5分 |